七味唐辛子

《使用スパイス・参考例》
■辛味性スパイス…唐辛子、さんしょう、ジンジャー
■芳香性スパイス…あさの実、ごま、陳皮、けしの実、青のりまたは青じそ、赤じそ、しその実

 日本のミックススパイスである。その名のとおり、7種類のスパイスをブレンドしたもので、江戸時代に両国薬研堀の辛子屋徳右衛門が『七色唐辛子』として売り出したのが始めといわれている。 
 ブレンドするスパイスに決まりはないが、「二辛五香」が基本形である。一般的なものは、唐辛子、さんしょう、あさの実、陳皮、ごま、けしの実の6種類に、青のりか青じそのどちらかが加わったものである。
 また、七味唐辛子には関東タイプと関西タイプがある。関東タイプは唐辛子の辛味と青のりの芳香をいかしたもので色合いは濃く、関西タイプはさんしょうの辛味と風味を好むうえにゴマも白ゴマを使用するために淡い色調となる。関西タイプの七味唐辛子は「京風七味」と称されている。関東、関西の他にも、長野県にジンジャーと赤しそを加えた伝統的な七味唐辛子もある。

七味唐辛子の香味と利用法

■地域によって香味が異なる。青のりとさんしょうは芳香が変わりやすいうえに高価なため、量を減らしたり代用品を用いたりする。例えば、青のりの代わりに青じそやほうれん草、海草などが使われることがある。
■家庭で作る場合は、ゴマ、けしの実、あさの実は、加熱することで香りが出てくるため、フライパンで加熱してから用いること。
■七味唐辛子は、麺類、漬物、焼き鳥、肉や魚料理など、日本料理には欠かないスパイスである。